こんにちは!

先月まで、ベトナム北部から南部までを縦断旅していた、YURIです!
ベトナム縦断の経路・移動手段やかかった費用については、下記の記事にまとめています。
今回のベトナム縦断旅は全て陸路での移動をしました。
その中でも、特にこだわったのが、フエ→ダナン間を結ぶ列車に昼間に乗車すること!
ベトナム中部の都市フエから、ビーチリゾート地ダナンへ向かう移動手段はいくつかありますが、どうしても昼間に「列車」に乗りたい理由がありました。
それは、世界の車窓からでも紹介された絶景ルート「ハイヴァン峠(Hai Van Pass)」を、車窓から眺めてみたかったから。

車窓から見た「ハイヴァン峠(Hai Van Pass)」の様子は、「世界の車窓から」のインスタでギュッと見れます。
正直、バスの方が快適かな〜とも思いました。だけど、海沿いを通りながら、ゆっくりと山を越えていく列車の旅には、他では味わえない特別な魅力があると思ったのです。
バスで行く場合は日本がODAで建設したトンネルを通ってしまうという情報もあり。

ベトナム縦断中だったので簡単にスケジュール組めたけど、この機会を逃したら次はいつできるか分からないし!
せっかくなら絶景を見ながら列車の旅をしたい!と、私はベトナム統一鉄道のサイトから自分で予約に挑戦。幸いにも念願の「窓際席」を確保して、フエ駅から列車に乗り込みました。
ベトナム統一鉄道の公式サイトから直接予約の方法については、前の記事で紹介しています!
これからご紹介するのは、鈍行列車に揺られながら体験した、まさに「世界の車窓から」の乗車体験記。
フエ駅→ダナン駅までの所要時間と交通手段をおさらい
フエ駅からダナン駅まで、
車なら2時間ちょい、列車なら3時間弱くらいとのことで、車(=タクシー)で行く方が早いです。

タクシーに配車アプリのGrab(グラブ)を使うとすると、車で大体7,000〜8,000円(呼ぶタイミング・天候により前後あり)でした。ただし、ドライバーによって、結構最近できたトンネルを利用して旧道から外れたルートで走ってしまうと、絶景が見られない懸念があります。

もちろんバスもありますが、絶景を見るには列車の方が気分が上がるでしょ〜〜!!?ということで、迷わず列車で移動することに決めました。バスについても運行ルートが読みにくいしトンネル通っちゃう可能性大、窓際で海側の席にしてもらえるかどうか、交渉に加えて運次第なところがあります。

まあ、バスの方が座席がしっかりしていて荷物も預けられて楽なんだけどね。
交通手段まとめ(フエ → ダナン)
- 飛行機
- フエ(フバイ空港)〜ダナンは直行便なし。ハノイやホーチミン経由になるため非現実的。
- 所要時間:約3〜4時間(乗継ぎ含む/移動時間はもっとかかる)。
- 料金:数千円〜1万円以上(経由便次第)。
- バス
- 所要時間:約2.5〜3時間。
- 料金:50,000〜120,000ドン(約300〜700円)。
- ローカルバスから観光客向けの大型バスまで選択肢豊富。
- 車(タクシー・Grab・専用車)
- 所要時間:約2時間。
- 料金:1,000,000〜1,500,000ドン(約6,000〜9,000円)。
- 荷物が多い人やグループ利用向き。自由に途中下車も可能。
- 列車(ベトナム統一鉄道)
- 所要時間:約2.5〜3時間。
- 料金:座席種別により異なるが、ソフトシートで70,000〜150,000ドン(約400〜900円)。
- ハイヴァン峠を越える絶景ルートが最大の魅力。
予約方法(ベトナム統一鉄道のチケットは自力で予約がおすすめ!)
フエ〜ダナン間の列車チケットは、いくつかの方法で購入できます。
ベトナム統一鉄道 切符の主な買い方
- 駅の窓口で購入
- 当日でも買えることが多い。
- ただし観光シーズンや連休は満席の可能性あり。窓際が満席の場合は次発の列車まで待つことになるかも。
- 英語・ベトナム語ができなくても、行き先と列車番号を紙に書いて見せれば購入可能でなんとかなる。
- 旅行代理店(「12go」などオンラインもあり)やホテル経由で手配
- 少し手数料が上乗せされるが、代わりに確実。日本語で予約できるサイトも。
- 英語・ベトナム語に自信がない人や、まとめて他の交通手段も手配したい人ならいいかも。
- 公式サイトから自力で予約(おすすめ!)
- ベトナム統一鉄道公式サイト:https://dsvn.vn から直接予約する。
- 英語表示あり(一部ベトナム語のまま)。日本のカード決済OK。
- 予約完了後に送られてくるEチケットを提示すれば、そのまま乗車可能。
ベトナム統一鉄道の公式サイトから直接予約の方法について、詳しくは前の記事で紹介しています!
ハイヴァン峠を列車で臨む!列車の窓際席を取るコツ【フエ→ダナン編】
ここからは、ベトナム統一鉄道の公式サイトで、海側の窓際席を狙って自分でチケットを購入した経験から、どこの席を取ればいいか、を見ていきます。
- フエ→ダナン方面は 左側(海側) の席がおすすめ。海沿いに出たときに絶景を楽しめます。
- 「4bed」「6bed」の寝台タイプの席もありますが、個人的には「Soft seat(軟座)」がおすすめです。価格と快適さのバランスが良くて、なんといっても窓際席を選びやすい。

私は2号車のシート1で、窓際でした!

⚠️注意⚠️列車の進行方向が変わるの??
ただし、列車の進行方向が思ったのと逆だった、、、という悲しい乗車体験記をアップされている方を見かけました。
たまに進行方向が変わるのでしょうか、、??予約画面の電車のイラストと実際の進行方向が必ずしも同じではないのかも知れず、、、
下記は、ベトナム統一鉄道の予約画面に出てくるイラストです。普通に考えると右端車両が先頭で、進行方向は右行きになっているはずですよね。

詳しい方がいたらぜひ教えていただきたいです。
私は運良く、上記の考え通りに予約したら、海側の窓際席に当たりましたが、乗車するまでは本当ドキドキでした!
ハイヴァン峠を列車で臨む!列車の窓際席を取るコツ【ダナン→フエ編】
ということで、運良くフエ発ダナンいきの列車で、海側窓際の席をゲットした私ですが、同じ理論で逆区間のダナン発フエ着の場合に、どのシートが海側の窓際席になるか、を考えてみました。
単純に逆になるということです。

ハイヴァン峠を列車で越えてみたい方は、上記の席情報をご参考にしてみてください。運が良ければ絶景を眺められるシートをゲットできますよ😋👌
フエからダナンまで、列車乗車記🚃✍️
ここからは実際に乗車した時の体験記です。
フエ駅へ向かう
フエを発つ日。予定では、朝の11時28分フエ駅発→14時40分の列車に乗る。
出発当日の朝に、朝一でフエ王宮を見学して、大急ぎで列車で食べる用のバインミーを持ち帰りで注文しながら、近くで売っていた塩コーヒーをいただく。
ホテルに荷物を取りに戻って、そこからGrabのバイクタクシーで、フエ駅へ。11時28分フエ駅発の列車に乗るために、30分ほど早めに駅に到着しておこうとバタバタと動く。

フエ駅の真ん前には、ローカルレストランあるし、その中にちょっと整ったコンビニも見つけた。
思ったよりもゆっくりしすぎて、出発時刻の20分前を切っている時間に駅に着いていたので、結構急いで持ち込みたいものを買わないと〜ってなってたので、見知らぬチェーンでも整ったコンビニがあるのはうれしかった。
この国はお店の入れ替わりが早いからいつまであるか分からないけど、「AMPM mini mart」というコンビニで炭酸水を購入。あまり水分を摂りすぎるとお手洗いに行きたくなってしまうので、控えめに行こうと思った。お菓子も豊富だったので、乗車前の買い物に使えるけど、ソーダーは値札がなくて聞かないと値段がわからなかった。
フエ駅はカラフルな旗が立てられていて、レトロ可愛いから写真を撮るのを忘れずに。
ちょうど駅の真ん前で、店番(?)をしていたおじさんに写真をお願いしたら結構盛れてた。

↓フエ駅、道を挟んで向かい側にはレストラン・売店あり(Googleストリートビューでぐるりと見れるよ)
フエ駅から乗車 30分ほど遅延
フエ駅に到着すると、座る場所もないほど待合室が混雑していた。
駅員さんにスクショで用意していた切符を見せるも、まだだからこの待合室で待ってとのこと。

せっかく急ぎで来たのに、私の列車は下記の案内板を取った時点で、22分遅れとのこと😭

列車の中にコンセントがあると思ってたけど、座席により充電しづらいから今のうちにと、待合室のコンセントでスマホと充電器の充電をさせてもらった。

結局30分遅れで列車出発〜〜〜

念願の海側窓際席をゲット!
列車の進行方向が、計算通りで、海側の窓際席をゲットしました〜〜
2号車の1番席です!
1番席、上の荷物棚がないんです。前の方の荷物棚を使っていいと思うけど、ちょい遠い、、

荷物を取りやすい場所に置いておきたくて、安定感が心配だったけど、自分の座席と壁の間に挟む感じで置いてました。
頭上にもコンセントあり。

これなら座席指定、一番端っこじゃない方が良かったのかな??まあ落ち着くからヨシ。
列車の旅スタート
フエから出発して、列車の旅の序盤は、鈍行で田舎道を走っている感じ。
ゆっくり走っているしウトウトして、何度か寝落ち。したけど、クーラー付き車のはずが、冷房が弱すぎて暑くて汗だくになって起きる!!の繰り返しで。
な〜んせ、列車の進むスピードが結構遅く感じる。鈍行!
なので、出発から結構経ってから、いい感じの車窓風景に。
列車がカーブした地形を走るときに、前の方の車両が見える感じ、いいですね!世界の車窓からって感じがする〜
海が見られたり!綺麗な色の海です!
窓ガラスが内側も外側も汚いwwww
残念なことに、列車の窓ガラスは、内側も外側も綺麗ではありませんwwww
何度も綺麗な景色を写真や動画で収めようとするも、ピントが窓の汚れに行ってしまったりして苦戦しましたw
取った写真も窓の汚れが目立ちます。
やはり実際に目で見る方がいいですね🤣




他の方の乗車体験記を見ていると、唯一窓が開けられているお手洗いに行けば、窓の汚さフィルターなしの写真が撮れる!とのこと。
ただし、お手洗いはあまり綺麗ではなく、ニオイも良くないので覚悟して行く必要がありそうです。

フエ駅からハイヴァン峠に辿り着くまでが遠くて寝落ちしてた、、(と思う)
ハイヴァン峠、実はかなりダナン川にあり、
わたくし列車で寝ていてメインスポット?を見逃した可能性があるのです。

前日、フエ最終夜ということで夜遅くまで出歩いて、朝は王朝に駆け込み観光するのに割と早起きしていて、疲れていて、、。
ハイヴァン峠のメインスポットってどんな風景なのかはっきりわからないまま乗ってたけど😂
だけど、十分に景色を楽しめた!
もし、もう一回同じ路線に乗れるなら、ダナン発でいきたいなあ!!
列車内、エアコンが弱すぎて暑すぎた、、、
クーラー付き車両に乗っていたのに、時間が経てば経つほど、むちゃむちゃ暑くなってきて。。。
フエで買ったソーダーだけでは足りなくなったし、体を冷ましたくて、車内販売でコーラーを購入!社内販売、しょっちゅう来てくれてました。
ベトナム統一鉄道、車内販売で購入したコーラーは15,000ドン(約90円)。
コーラは常温の缶でわたされ、氷で冷やしながら飲む。氷は添乗員のお兄さんに手掴みで入れられ、コップはかなり小さく、コーラーをチビチビ注ぎながら飲むことになった。
座席には飲み物を置ける場所がないから、両手が塞がったまま過ごすことになる。
でもとても暑かったし、お昼に食べたバインミーが小さめだったので、お腹も空き始めていた。甘くて冷たいコーラーに助けられました。

やたら暑いと思ってましたが、やはり空調が故障か汚れでうまく効いてなかったみたい。
ダナンに到着する頃には、添乗員さんが私の真隣の通路上にあった換気口の蓋を開けて掃除を始める始末ww
周囲のベトナム人の人もマスクをつけだしたので、私も真似してマスク装着!ベトナムはなにかとマスクを持ち歩いていると助かることが多い。
換気扇開けて、ホコリっぽい感じもしたな〜
まあ、ベトナムっぽいといえばぽい思い出〜
私の席の後ろの壁に、ベトナム統一鉄道の細かな時刻表が貼ってあったので、パシャリ。

ダナン駅到着!
海外あるある、”列車の到着タイミングはみんなの動きを見て知る”
あわせて、GoogleMAPの位置情報でも確認して、もうすぐダナンにつくことがわかったので、降りる準備を。

終盤はとても暑くて大変だったし、お手洗いも車内では我慢して、30分ほど予定時刻より遅れてダナンへ到着!
車内で仮眠もよくできてサッパリ〜〜
ダナン駅は大きめですね。フエ駅の可愛さが引き立ちます。
出た瞬間にタクシーの客引きがたくさんいて、声をかけられますが、私は配車アプリ一択なのです。

到着してすぐに、グラブバイクを呼んで、宿泊先へ移動しました。
都会なのですぐGrabも捕まります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?!
ちょっと寝過ぎてしまい、1番の見どころを見逃したような気がしてなりませんが、車窓からの風景は存分に楽しめました!
ハイヴァン峠は、バイカーにも人気の道でいつかはバイクで来てみたいなあ😌
ダナンで創業したクラフトビールブランドの「7Bridges Brewing Company」では、ハイヴァン峠が名前に使われている「HAI VAN HAZE」というクラフトビールがあります! ぜひ記念に🍺❤️

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